バードマン

映画のバードマン見たのでそのレビュー。
作品の消化って結構難しなと思う今日このごろ。積んだやつの消化じゃなくって、作品の理解。
面白いな好きだな最高だなって思う作品はちょいちょいあって、萌ではなく純粋に好きなものの場合、どうすればスムーズに消化できるのかなと。
二次創作したくなる作品なら、1度書いちゃえば消化というか昇華できるのですが(でも繰り返すと自分なりの解釈こじらせて別物になる気がする)、そうでない作品は繰り返し見る読む考えるしかないのかなと。
でも双頭のバビロンは消化が完了するまで読み返したくないし、当時はちっとも面白くなくって読み返さなかったけれど数年後にいきなり理解できた本もあたりするので謎です。
いろんな知識とか経験とか積めば消化の手伝いになるのかしらと思いつつ、どんな知識とか積めばいいんだと思うもので。
まだまだこの辺は下手だなーと思いつつ、今日も今日とて脳みそ空っぽにして読むし見る。

以下感想。ネタバレあるよ。

バードマン
公開当時、ツイターでポスターが話題になったので記憶にあって。見てみた。ヒューマン系だと勝手に思い込んでたらめっちゃ暗かった。
結論としては面白かったんですが好き嫌い絶対分かれる作品だなと。個人的には好きです。
全編1カットなので画面酔いしやすいです。ゼログラビティ思い出したんですが同じカメラさんが担当されていたそうで。映画ほとんど見ないので最近の手法だと思っていたんですが、昔からある方法らしいです。画面酔いしない人の方が多いんだろうか。
作風としては、映画というより演劇っぽいと思ったんですが他の感想を検索しても見つからなかったので少数派なのかな? ドキュメンタリーってのはあって、そっちの方がしっくりくるのかしら。内容自体がブロードウェイの話なので(しかしちっとも派手ではない)よりそういう印象が強かったのかも。

一番印象に残ったセリフは中年のおじさんが20代ぐらいの女性に対して言った「君の若い目で世の中を見てみたい(要約)」でした。嘆きというか悲しみというか。若い頃は確かに誰しもあったのにその感覚を失ってしまった、もう思い出せない悲しみ。それは一種の諦めでもあるなと。

もうちょっとネタバレを濃くした感想になると、めっちゃアンチヒーロー映画。私はヒーロー映画も大好きですがこちらも好きよ。で、キャストも元ヒーロー映画の役者さんが多いあたり監督は狙っているよねって意見をみつけてなるほどなと。
承認欲求をこじらせた作品じゃないかって意見もあったんですが、私はちょっと違う気がする。もっと深く根源的な、生きるってことに対する話じゃないかと。生きようともがいている話?

難しかったのはラストの解釈ですね。全然浮かばなかったので検索してみた。
最後に娘が窓の外を見ていたところだけめっちゃ時間が進んでいて、主役はバードマン4を撮影していた、また活躍している役者に返り咲いたって意見。時間が飛んでるのは面白いなと思ったんですが、主役はバードマンと決別したと私は解釈したのでちょっと違うなと。
で別の意見で納得できたのは、主役は本当は舞台の上で死んでいた。病院からは主役の妄想。一番納得できたのはこれでした。が、それだと最後あんなに爽やかに終わった意味が無いなと。生きようともがいている話なら最後のシーンは希望を意味していたんじゃないかと。
ならと自分で出した解釈は、主役は生きていて、窓の外を眺めていたのは舞台俳優として活躍する主役の姿。かなぁと。バードマンと似た鼻になった彼は、そのままでヒーローのように活躍できたんじゃないかと。

でも、生きようともがくことはやめたくないな。

好き嫌いが分かれるの判ってるのでオススメはしにくいんですが、興味があればそれを承知の上で見て欲しい映画かな。
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