仮名手本忠臣蔵

 10日、歌舞伎を観てきました桧山です。夜の部のみですが、簡単に感想をば。

 今回の演目は仮名手本忠臣蔵。有名忠臣蔵のパロディて感じみたいです。私は忠臣蔵すら内容しらないんですが(正月のちゃんと見ろ)

 まず5・6段目。悲劇の場です。なんかもう悲しい。愛する旦那勘平(尾上菊五郎)のために、吉原へ奉公することを決めたお軽(板東玉三郎)。この二人の別れを惜しむシーンが切なくて。お軽がぎゅって手を握ったり、抱きしめ合ってるシーンにきゅんっときました。私もこんなお嫁さんが欲しい(愛) このシーン、勘平はまた別の辛さと戦っていたんですがね。そっちよりもお軽に感情移入してました。菊五郎さんも凜とした顔立ちで、玉三郎さんとのツーショットが絵になってました。この二人でも良いのに、考玉コンビ・
 で、お軽が奉公に出たあとの悲劇。勘平が勘違いで責められ、自分も苦しみ、切腹。すべては誤解だったのだと皆が判るのはその直後。自分も討ち入りの仲間に入れてもらって終わるのですが、とっても悲しい。昔の人は腹切りすぎです。そんな昔の人達から見たら、現代人はいくじなしに映るのかなぁとも思いながら。

 そして7段目。遊女屋でのお話。今回のメイン大星由良之助が遊んでる(ように見せかけている)シーン。個人的には郭遊びが印象的。酔っぱらい(男)に目隠しをして、「手の鳴る方へ」は今でもやってないか?(笑) あとはたとえ遊び。身近なものをたとえる遊び。日によって違うそうで。私が見たのは「月と山の姿を、遊女屋の女房の後ろ姿にたとえた(多分!)」と、「男5人が並んで、手ぬぐいで波を作り『男五人白浪』にたとえた(やっぱ拍手あった)」と、「お箸を使って、ちょんまげを梅干しにたとえた」の3つでした。他の日は何をやっていたんだろう??
 んで、シーン自体は、由良之助よりも、お軽と兄の 寺岡平右衛門(片岡仁左衛門)の兄弟に惹かれた。お軽は相変わらず可愛いんですが、兄の平右衛門も中々可愛くて(笑)
 遊女になったお軽が、手紙を読んでいる由良之助が羨ましくなって(恋文だと勘違い)、いたずら心で鏡を使ってのぞき見るとか超可愛い。由良之助が身請けをしてくれるってんではしゃぐところとかも可愛いです。可哀想でもあるんだけど。
 ちなみに片岡仁左衛門さん、前名は「孝夫」だそうでして。考玉コンビの片割れだと知ったのは、昨日の夜でした(バタン) だからちゃんと調べてから行けと!! まったく知らないで観ていたんですが、仁左衛門さんの第一印象は「まつげ長げぇ」でした(笑) そのせいか舞台だとちょっとほりが深く見えた。平右衛門が妹に綺麗になったから、ちょっと立って見せてくれ。後ろ姿も見せてくれ。ってあったんですが、ファンサービスだったみたいです(笑)
 お軽はちょっと殺されそうになってハラハラ、自分でも死ぬって言い出してハラハラしたんですが、最後は死なずにすみました。良かった。

 ラスト11段目。立ち回りがメイン(多分) 歌舞伎の立ち回りは踊りに近いのが多かったのですが、これは本当の殺陣って感じ。最後は一番の敵を捕まえて、武士の情けで切腹を薦めてました。現代で切腹をみんなで薦めてたら異様な光景ですが、当時は心持ちが違ったんだろうなぁと。応じてくれなかったので、由良之助が首切りました。
 最後大勢(多分47人)で同じセリフを言うのは圧巻。
 そんな感じで幕切れです。お疲れ様でしたー。


 染五郎さんは娘さんが生まれたようでおめでたいですね。幸四郎さんの祖父バカ発言が好き(笑)
以下キャスト
5.6段目
            早野勘平  菊五郎
            斧定九郎  梅 玉
          一文字屋お才  時 蔵
           千崎弥五郎  権十郎
             おかや  吉之丞
            判人源六  東 蔵
          不破数右衛門  左團次
            女房お軽  玉三郎

7段目
          大星由良之助  吉右衛門
            遊女お軽  玉三郎
            大星力弥  児太郎
            赤垣源蔵  友右衛門
           竹森喜多八  松 江
           矢間重太郎  吉之助
            鷺坂伴内  亀 鶴
            斧九太夫  芦 燕
          寺岡平右衛門  仁左衛門

十一段目 
          大星由良之助  吉右衛門
           小林平八郎  歌 昇
           竹森喜多八  松 江
         磯貝十郎左衛門  種太郎
            大星力弥  児太郎
             高師直  幸右衛門
           村松三太夫  由次郎
          富森助右衛門  家 橘
           原郷右衛門  東 蔵
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